無料でできる Mac のセキュリティ(データ防衛)対策

iPhoneiPad もあるけど、やはり持ち出す機会の多い MacBook ProMacBook Air
そんな Mac が盗難にあった場合に備え、データの防衛策をまとめておきます。
  本記事は、Lion (Mac OS X 10.7)をベースに記載しております。
  どんな機種、環境でも確実に動作するかは保証できませんので、自己責任のもとでお願いします。とは、言え Lion および Apple 純正機能です。そんなに心配はないかな...。

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  1. ファームウェアパスワード
    DVDブートやリカバリブートするためのパスワードを設定して防衛します。
     
  2. FileVault2
    ディスクの暗号化です。
    仮にリカバリブートなどでパスワードリセットされても、元の暗号化パスワードはわかりませんのでディスクを守ることができます。 

実際の方法
TimeMachine などで先にデータは、バックアップしてから作業しましょう。

  • ファームウェアパスワード の設定方法
    設定には、リカバリーモードで起動させます。
  1. 電源オン時にコマンド+Rでリカバリー状態で起動させます。
  2. ユーティリティ メニュー から ファームウェアパスワード を選択します。

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  3. Turn On FirmwarePassword をクリックし、パスワードを設定します。

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  4.  リカバリーモードを終了し、再起動します。
  5. 再起動時に動作確認のため、Option キーを押して、起動させます。
  6. パスワード画面が表示されれば、これで OK で、先ほど設定したパスワードを入力すると起動ディスクを選択する画面になります。
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    でも、これはリセットできてしまうため、あまり役に立たないかもしれませんけども...

  1. システム環境設定メニューからセキュリティとプライバシーを選択
  2. FileVault を選択して、FileVault を入りにする...
  3. 暗号キーの保存に関わる方法については、Apple に保管する方法などを選択して、パスワードを設定して、進めます。暗号化キーは、控えたり、キャプチャーしておきましょう。
  4. 時間がかかりますが、バックグラウンドで実行されますので、完了するまでは、待ちます。
  5. 暗号化の完了後は、再起動すると必ず、FileVault で設定したパスワードを確認してきます。
    それを入れないと起動できません。
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参考関連情報
OS X Lion:FileVault 2 について

OS X Lion:FileVault 2 と Lion 復元機能を使う