無料でできる Mac のセキュリティ(データ防衛)対策
iPhone や iPad もあるけど、やはり持ち出す機会の多い MacBook Pro や MacBook Air
そんな Mac が盗難にあった場合に備え、データの防衛策をまとめておきます。
本記事は、Lion (Mac OS X 10.7)をベースに記載しております。
どんな機種、環境でも確実に動作するかは保証できませんので、自己責任のもとでお願いします。とは、言え Lion および Apple 純正機能です。そんなに心配はないかな...。
- ファームウェアパスワード
DVDブートやリカバリブートするためのパスワードを設定して防衛します。
- FileVault2
ディスクの暗号化です。
仮にリカバリブートなどでパスワードリセットされても、元の暗号化パスワードはわかりませんのでディスクを守ることができます。
実際の方法
TimeMachine などで先にデータは、バックアップしてから作業しましょう。
- ファームウェアパスワード の設定方法
設定には、リカバリーモードで起動させます。
- 電源オン時にコマンド+Rでリカバリー状態で起動させます。
- ユーティリティ メニュー から ファームウェアパスワード を選択します。
- Turn On FirmwarePassword をクリックし、パスワードを設定します。
- リカバリーモードを終了し、再起動します。
- 再起動時に動作確認のため、Option キーを押して、起動させます。
- パスワード画面が表示されれば、これで OK で、先ほど設定したパスワードを入力すると起動ディスクを選択する画面になります。
でも、これはリセットできてしまうため、あまり役に立たないかもしれませんけども...
- FileVault2 の設定方法
暗号化のため、時間がかかります。時間に余裕がある時にやりましょう。
詳しくは、参考にしたApple のサイトを確認ください。
また、これに伴って、データ移行などで色々と問題も発生する可能性がありますので、腹をくくってからやりましょう。安全性と利便性はトレードオフです。
- システム環境設定メニューからセキュリティとプライバシーを選択
- FileVault を選択して、FileVault を入りにする...
- 暗号キーの保存に関わる方法については、Apple に保管する方法などを選択して、パスワードを設定して、進めます。暗号化キーは、控えたり、キャプチャーしておきましょう。
- 時間がかかりますが、バックグラウンドで実行されますので、完了するまでは、待ちます。
- 暗号化の完了後は、再起動すると必ず、FileVault で設定したパスワードを確認してきます。
それを入れないと起動できません。
参考関連情報
OS X Lion:FileVault 2 について
OS X Lion:FileVault 2 と Lion 復元機能を使う